横田デンタルクリニック

福岡市中央区の歯医者は横田デンタルクリニック | 歯がなくなった

歯がなくなった(入れ歯・差し歯・詰め物)

歯を失ったらできるだけ早期治療が大切

DENTURE

永久歯は親知らずを除いて28本あり、全体でバランスを取っていますが、1本でも失うと噛み合わせが悪くなり、口腔内全体の健康が損なわれることがございます。そのため歯を失ったらできるだけ早期の治療が大切です。また、むし歯の治療で歯の一部を失うこともありますが、さまざまな治療の選択肢で、一人ひとり寄り添った治療を一緒に考えます。まずはお気軽にご相談ください。


入れ歯とインプラントの違い

インプラント

治療方法
顎の骨にインプラントを埋め込んで支台にして被せ物や特殊な入れ歯で歯の機能回復をはかります。
寿命
メンテナンスを怠らず口腔ケアを続ければずっと使えます。
費用
外科手術をともなうので比較的高額です。
使用感
顎の骨にインプラントが結合すると自分の歯のような噛み心地を得られます。
美しさ
自然で美しく仕上げられます。
デメリット
治療期間が長めで、治療費用も比較的高額です。

入れ歯

治療方法
取り外し可能な装置で、歯がない部分を補います。歯が残っているときはバネなどで固定します。
寿命
一定期間ごとに調整や修理、つくり直しが必要です。
費用
保険診療の入れ歯を選べば比較的安価です。
使用感
ある程度の大きさがあるので異物感があります。硬い物が食べにくいことがあります。
美しさ
自費診療の入れ歯などは自然な見た目に仕上げられます。
デメリット
硬い物が噛みにくく、異物感があり保険診療の入れ歯は見た目が不自然です。

ブリッジ

治療方法
残っている歯を削って支台を作ります。そこに連結した人工歯を装着して固定します。
寿命
一般的には約7~8年ですが個人差があり、装着場所にもよります。
費用
保険診療のブリッジを選べば比較的安価です。
使用感
違和感・異物感は少なく、装着感もそれほど悪くありません。
美しさ
自費診療の連結歯を選ぶことで自然な見た目になります。
デメリット
支台にする歯を削る必要があり、負担がかかるため、その歯の寿命が縮むリスクがあります。

入れ歯について

入れ歯は、歯の機能回復の治療として歴史が古く、取り外しが可能で比較的簡単に治療できます。歯を失った本数に合わせてつくれるため、どんな歯の状態でも製作可能です。歯が残っていないときには総入れ歯(全部床義歯)を、そして、歯が残っているときにはその歯にバネ(クラスプ)などの固定装置を取りつける部分入れ歯(部分床義歯)をつくります。保険診療の入れ歯は比較的安価につくれますが、見た目が不自然で、装着感があまり良くないことがあります。しかし、自費診療の入れ歯を選べば、価格は比較的高額ですが、噛み心地や装着感、見た目などのこだわりの実現が可能です。

入れ歯のメリット・デメリット

メリット

メリット

・保険診療で治療可能(自費診療も選択可)
・治療期間が短め
・ブリッジのように健康な歯を削らずに治療可能
・インプラントのような外科手術が不要

デメリット

デメリット

・見た目や噛み心地、装着感のすべてを回復するのは難しい
・一定期間ごとに調整やつくり直しが必要
・部分入れ歯の場合、バネや固定装置をかける歯に大きな負担がかかる
・噛む力が顎の骨に伝わりにくいので、歯茎や骨が痩せやすい

入れ歯の種類

保険の入れ歯

レジン(歯科用プラスチック)製の入れ歯です。部分入れ歯のときは金属のバネをつけます。比較的簡単に作製可能ですが、壊れやすく変色しやすい素材です。その反面、調整や修理がしやすいメリットもあります。ある程度の厚みと大きさがあるため、異物感があって食べ物の温度も伝わりにくいのがデメリットです。

金属床義歯

床の部分を金属でつくる自費診療の入れ歯です。薄く仕上げられる上、強度が高く、異物感が少なめで、汚れがつきにくく衛生的です。熱の伝導率が高いので、食べ物の温度を感じやすいため、味覚が助けられて食事を楽しめます。使用する金属の種類により、使用感や費用が異なります。

マグネットデンチャー

残っている歯根に磁性金属を装着して、入れ歯には小さな磁石を埋め込み、磁力で入れ歯を固定いたします。しっかり固定するため噛みしめられます。また、固定装置が表から見えないので、見た目が自然です。自費診療なので比較的高額です。

歯の土台につける被せ物(差し歯)

歯の神経にまで達した重度のむし歯の治療法に「根管(こんかん)治療」があります。むし歯の原因菌に汚染された歯の中の神経や血管を根管から除去し、内部を洗浄、消毒して、薬剤で密閉するのが根管治療で、そこに土台(コア)を構築し、その上に被せ物を装着するのが差し歯(被せ物)です。コアと被せ物を一体にしないのは、噛む力がそのまま歯根に加わって過度の負担がかからないようにするためです。

削った歯質を補う(詰め物)

むし歯の治療では、進行を止めるために原因菌に汚染された部位を除去いたします。そして、むし歯部分の形状や大きさによって、レジン(歯科用プラスチック)で補う場合(直接法)と、歯型を取ってから金属やセラミックなどの素材でつくる場合(間接法)があります。間接法は、詰め物の大きさによって小さい部位を補うインレーと大きな部位を補うアンレーに分けられます。

使用する素材

レジン

歯の色に似ていてあまり目立ちませんが、経年によって変色しやすく、破損しやすいというデメリットがあります。やわらかいレジンをむし歯で汚染された部位を削った部分に詰め込み、特殊な光を照射して硬化させるので、歯を削る量を抑えられます。

セラミック

歯の色に似ていて美しい上、変色しにくく、生体親和性が高く、更に汚れがつきにくい素材です。お口の中で安定し、治療した部位の付近のむし歯や歯周病のリスクを低く抑えることができます。オールセラミックというセラミックのみを使う場合は、金属不使用であるため金属アレルギーの心配もありません。

ハイブリッドセラミック

セラミックとレジンを混ぜ合わせた素材で、歯の色に似ていて、レジンよりも耐久性が高く、変色しにくい上、セラミックよりもやわらかいので、噛み合う歯を傷めにくい素材です。セラミックに比べると耐久性や美しさがやや劣りますが、比較的安価です。

ジルコニア

金属のような強度があるジルコニアは透明感があり、セラミック素材でありながら奥歯などの噛む力が強い部位でも使用することができます。また、金属アレルギーの心配もありません。

すきっ歯の治療法

すきっ歯とは、前歯にすき間がある歯並びで、目立つ上、食べ物が挟まってしまったり、クリアな発音が阻害されたりすることがあります。空隙歯列(くうげきしれつ)や正中離開(せいちゅうりかい)ともいい、むし歯や歯周病になるリスクも心配です。その原因は歯が小さかったり、歯が足りなかったり、上唇小帯という上の唇の裏にある筋の位置の異常によって引き起こされます。

すきっ歯の治療にはいくつかの方法があり、矯正治療、前歯の表面を薄く削り、薄いシェル状のセラミックの板を貼りつける「ラミネートベニヤ」と歯を削ってそこに被せ物を装着する方法、それとダイレクトボンディングです。

ダイレクトボンディングのメリット・デメリット

メリット

メリット

・1回の施術で終了可能
・健康な歯を削らずに施術できる
・施術に痛みをともないにくい

デメリット

デメリット

・術者の技量に左右される
・前歯の形を大きく変化することはできない
・時間が経つと変色する
・強度が低い

むし歯にかかってしまったら、できるだけ悪化させないために、できるだけ早く治療することが大切です。治療の方法は様々あり、それぞれにメリットとデメリットがありますので、内容をよく理解して患者様に合う治療法を選ぶことが大切です。まずは当院にご相談ください。

上の前歯2本ダイレクトボンディング

年齢
50代
性別
男性
住所
福岡市  中央区
主訴 / ニーズ
前歯の詰め物が取れて、すきっ歯が気になる。
治療期間
回数2回 1週間
治療内容
上の前歯2本ダイレクトボンディング
費用
45,000円(税別) × 2
院長コメント&治療のリスク
前医で施術した詰め物が取れ、隙間ができてきたので気になるとのことでした。
前歯の隙間に関する治療方法としては、矯正によって歯を動かすことやダイレクトボンディング(詰め物)を行うことが考えられます。

この患者様は他の歯の歯並びも問題なく、また、歯の幅も広げても問題ない範囲内でしたので、矯正ではなくダイレクトボンディングをご提案いたしました。術前の診査から、まず左右とも歯の幅は同程度であり、顔の中心がちょうど2本の歯の真ん中であることから、それぞれ2本の歯どちらともダイレクトボンディングをしております。

また、人の歯の色は一本の中でも一様ではなく、歯の真ん中や先端、横端、模様など様々なので、この方の場合も事前に設計図をデザインし、最終的には5色の色を使用しております。場合によっては、もっと多くの種類の色が必要になります(色の種類によって料金は変動いたしません)。

 色を正確に合わせるため、治療回数は2回となっております。1週間後、2回目の来院時に再度色の確認をして色の付け足し等を行うためです。この方の場合も、2回来院いただきましたが、問題なかったので2回目は写真撮影のみとなりました。

前歯の隙間は、矯正が必要な場合、ダイレクトボンディングが適している場合、どちらも必要な場合が考えられます。事前診断を怠ると、すぐに取れてしまうなどのトラブルの原因にもなってしまいます。前歯の隙間や古い詰め物の色、形が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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