口臭ってなぜ起きるの?
2021/09/27
こんにちは、衛生士の秋吉です。
今回は、口臭についてお話します。
口臭は、普段の会話や呼吸をする時に出る息の臭いで、他人が不快に感じるものをいいます。
口臭は、歯や口の悩みの第三位で、口臭が気になった経験がある方は年齢、性別に関係なく8割にのぼります。
口臭はどうして起きるのか。
口臭の原因は口の中のいろんな細菌がたんぱく質を分解して作る揮発性硫黄化合物(VSCs)と言われるものです。その中にも3大原因物質があります。
*硫化水素、メチルメルカプタン・・・卵が腐ったような臭い
*ジメチルサルファイド・・・生ごみのような臭い
口臭はこれらが入り混じったもので、一定以上のレベルになると不快なにおいに感じられるのです。
この主な原因であるVSCsはタンパク質から産生されます。タンパク質の多くは舌苔として舌に付着します。口臭の原因の多くは、プラークなどの汚れよりも、舌苔から産生されるのです。
口臭は大きく生理的口臭と病的口臭に分けられます。
いずれも歯科領域に原因があるものも多いです。歯科領域の原因としては、舌苔や歯周病、唾液分泌の減少、義歯の清掃不良、重症化したむし歯などがあげられます。
1.生理的口臭
生理的口臭は誰にでもあるものです。起床した直後や空腹時、ストレスを抱えているときに口臭が気になることはありませんか?これには唾液と細菌が関係しています。就寝中やストレスを感じたり緊張しているときは、唾液量が減少します。唾液にはタンパク質成分を洗い流す自浄作用をはじめ、抗菌作用や粘膜保護作用などがあり、唾液が少ないと口臭が強くなりやすいです。
主に舌背後方3分の2で生理的口臭が産生されています。
2.病的口臭
病的口臭は歯周病との関連が強いといわれています。歯周病になり歯ぐきから出血があると、血液の成分により歯周病菌が増え、口臭の原因と言われるVSCsを作り出しこの存在が歯周病を悪化させる事もあります。また、お口の中以外でも鼻やのどの病気、糖尿病などが原因になることもありますが、口腔内に比べると可能性はとても低いといわれています。
ほかにも医学的に異常所見がなく治療が必要なくても本人はどこか原因があって口臭がすると考える事もあります。口臭を指摘されなくても周りの態度や様子から口臭があると思い込み対人恐怖や社会的不適応を生じる場合もあります。これを心因性口臭といいます。
このように口臭にも様々な原因があります。また人によって口臭の感じ方も違ってくるので、本人が思っているよりも口臭が強くない事もあります。そのため歯科での正確な診断が必要になってきます。周りから指摘されたりご自身で気になることがあれば、一度歯科での受診を検討してみることをおすすめします。
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