横田デンタルクリニック

子どもの歯並びと悪習癖

子どもの歯並びと悪習癖

2020/09/11

こんにちは。歯科衛生士の松永です。今回は当院で行っているMRC矯正についてお話していきます。

 

周りのお子さんにお口がぽかんと開いている子や口呼吸の子はいませんか?それらはすべて口腔悪習癖と呼ばれる間違った機能です。

 

子どもの歯並びと悪習癖2

口腔悪習癖とは、かみ合わせや口腔の機能に影響を及ぼす癖のことをいい下記のようなものが挙げられます。

 

1 指しゃぶり

2 爪をかむ

3 お口ぽかん

4 口呼吸

5 舌を前に出す

6 唇を巻き込む

 

口腔悪習癖によって起こりうる弊害として、口腔周囲筋の不調和があります。

歯列の外側には口唇や頬、内側には舌があるため、いつも口唇が開いていたり、舌が歯列からはみ出ていたりすると筋肉からの圧力により歯が望ましくない方向に移動してしまいます。すなわち、お口周りの筋肉のバランスで歯列はきれいに並ぶのです。

 

大人になってからワイヤー矯正を行っても、このような悪習癖があると歯が元の位置に戻ってしまう後戻りが起こる可能性もあります。また成人してからのワイヤー矯正は抜歯矯正といって歯を抜いてから並べることもあります。金額も時間もかかりますし、もともとある健康な歯を抜くのはもったいなくありませんか?

 

口腔の機能が発達する幼少期から悪習癖を治し、正しい口腔機能を獲得することで大事な歯を抜かずに矯正することができるのです。

 

子どもの歯並びと悪習癖3

また歯並びが悪いと歯磨きが行き届きにくく、むし歯や歯周病のリスクが上がったり、かみ合わせが原因で顎関節症になったりと、様々な場所に影響を及ぼし、口呼吸はアレルギーアトピーぜんそくの原因にもなると言われています。

 

そこで、当院ではマイオブレースシステムを導入しており、マウスピースを使用したMRC矯正を行っています。

対象年齢はだいたい5歳から8歳頃(場合によっては、早期に開始すべきケースもあります)。日中1時間就寝時に装置を装着し、舌の正しい位置、正しい鼻呼吸、正しい嚥下、口唇閉鎖の獲得を目的とした口腔機能のトレーニングを行います。

ワイヤー矯正とは違ってきちんと装置を装着しトレーニングをしなければ機能は改善しません。そのため矯正をするお子さん自身、また親御さんの協力がなくてはならないのです。

 

マイオブレース治療を行うことで

 

1 間違った口腔習癖の改善

2 顎の発達や位置の改善

3 歯並びの改善

4 顔の骨格の発達

 

が期待できます。もしなにか悪習癖があったり歯並びのことで気になることがありましたら気軽にご相談ください。

 

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